あまりの驚きに目を丸くする私。 そんな私にかまうことなく近づいてきて彼はこう言ったのだ。 「出ろよ。」 「はッ!?」 またまた衝撃が走った。一般人ですから私。 「そんなもん関係ねぇよ。」 「……」 まるうで私の全てを見透かしているように、次から次えと私に言葉を投げかける。いや、投げつける。 「つうことなんでいいですよね。社長。」 「え?あ…あぁ。」 お父さんも少し驚いている様子。 「じゃぁすぐに準備に入ろう。碧。」 「…はい。」 渋々私は衣装室に入り準備をした。