家に着いても、涙は止まることを知らない。 お母さんに声もかけずに自分の部屋に入った。 ベッドにうつぶせになり、声を押し殺して泣いた。 これ以上涙が出ないんじゃないかと思うくらいに泣いた。 お母さんは気を使ってか、部屋に近づきもしなかった。 私は泣き疲れたのか、そのまま眠ってしまった。