「何がいい?」 彼女はしばらく考え、ゆっくりと、白い缶のカフェオレを指差した。 「これ?」 こくり。 「じゃあ、ぼくはブラックを」 ボタンを二回押して、ブラックとカフェオレの缶を取り出した。 缶が思いのほか熱くて、ぼくはコートの袖に手を引っこめながら持ち、彼女にもそうさせる。