帰ってきて見せたときの、 「わあっ!」 という涼子の表情を見ただけで、がんばった甲斐があったというものだ。 嬉々としてテーブルに置いて、できたての手料理を添え、ふたり向かい合って座る。 思えば、こんな風に誕生日を誰かと祝うのは、小学生以来だった。