『扉を開けば貴方の知りたかった未来が待っています。』 「っ!?」 突然聞こえてきた声に跳び上がりそうなほど驚いた。 「…知りたかった未来?」 ドクドク鳴る心臓を落ち着けながら声の意味を考える。 『そう。選択されなかった先にある未来が知りたいと貴方は言ったでしょう?』 「私が…言った?」