2人も彼との再開に喜んでいるようだ。 「こんなところやなくて、中入ってください」 俊政が先頭を歩き、部屋を案内した。 日本らしい寝殿造りになっている。 それぞれ腰をおろした後、俊政が喋り出した。 「今回、来て頂いたのは紛れもないあやつのことです」