「そうやってくよくよしないで。気色悪い」 ルシフィの言葉というトゲがぐさぐさとささり、ベリエルは何もしていないのにもう倒れそうだ。 「猫又は昔からいる悪魔よ。民家に飼われている猫が年をとり、悪魔になるの」 「へぇ・・・」 「何、感心しているのよ。はやく行くわよ」 「ん。今行くよ」