†翼の運命†



私は再び目を覚ました。


あぁ・・・生きている・・・。


生きていることに絶望した。

「しず・・・く・・・」

涙がこぼれ落ちた。

どうしようもなく雫に会いたかった。

どうしたんですか?

そう言って、いつもの敬語を使いながら

私に笑いかけてほしかった。



「大丈夫かい?」



はっとして、声のした方を見ると

顔がしわしわになったおばあさんがいた。
「大分顔色が良くなったねぇ。」

そう言って、しわしわな顔をさらにしわしわにして笑った。

「あ、あの・・・ここ・・・」

おばあさんの優しい笑顔を見て安心したのか、

少しは落ち着きを取り戻すことが出来た。