すっかりお化けのメイクも取れてしまっている美葉。
おんこが目を丸くする。
「美葉ちゃんっ!こんなとこで何してるんだいっ!もうクラスの出し物は始まってるんじゃないのかいっ?」
「……」
バツが悪そうに口を噤む美葉。
あれから随分経つというのに、結局自分のクラスにも戻れていないらしい。
流石、弟の葉也といい彼女といい、黒部の血筋の方向音痴は筋金入りだ。
「それにしても」
ルイがニッコリ微笑む。
「鼓姫ちゃんも美葉ちゃんも、テンジンジャー見てくれているの?嬉しいわね」
「当たり前だ!日曜の朝は早起きして、テレビの前で正座しているのだ!わしだけでは起きれないから、芽々に起こしてもらっているのだ!」
芽々の心中察して余りある話である。
「私は自分で起きてるけどね…」
美葉が苦笑いした。
おんこが目を丸くする。
「美葉ちゃんっ!こんなとこで何してるんだいっ!もうクラスの出し物は始まってるんじゃないのかいっ?」
「……」
バツが悪そうに口を噤む美葉。
あれから随分経つというのに、結局自分のクラスにも戻れていないらしい。
流石、弟の葉也といい彼女といい、黒部の血筋の方向音痴は筋金入りだ。
「それにしても」
ルイがニッコリ微笑む。
「鼓姫ちゃんも美葉ちゃんも、テンジンジャー見てくれているの?嬉しいわね」
「当たり前だ!日曜の朝は早起きして、テレビの前で正座しているのだ!わしだけでは起きれないから、芽々に起こしてもらっているのだ!」
芽々の心中察して余りある話である。
「私は自分で起きてるけどね…」
美葉が苦笑いした。


