天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ

『ここでぇ~一緒にぃ~♪』とか。

ラビはアコギ片手に演歌を熱唱する。

しかも上手いので手に負えない。

もう会場は凍り付いている。

が、ここで怒って帰ってしまうようではラビのファンとしては失格だ。

ラビワールドをしっかりと大きな愛で受け止め、生温かい目で見守ってやれなければ彼のファンは務まらない。

それを繰り返していくうちに、やがて聴衆はラビのライブの強烈な中毒性にハマっていくのだ。