おんこと美葉はお化け屋敷から出て、事情を一から訊き直す。
「つまりアレだねっ。美葉ちゃんは自分のクラスの出し物のお化け屋敷の教室に行く途中に迷子になって、この遊園地のお化け屋敷をクラスの出し物と勘違いしたとっ…」
「はい…」
ショボンと項垂れる美葉。
「おかしいと思ったんです…やけに皆、本気で怖がるし、お化け屋敷のスタッフの人まで逃げ出すし、皆は私を指差して『呪いのビデオは見てません!』なんて騒ぐし…」
成程。
確かに美葉の黒髪は某ホラー映画の井戸在住の女性にそっくりだ。
血糊のメイクまで施された日には、本気で怖がるしかない。
「つまりアレだねっ。美葉ちゃんは自分のクラスの出し物のお化け屋敷の教室に行く途中に迷子になって、この遊園地のお化け屋敷をクラスの出し物と勘違いしたとっ…」
「はい…」
ショボンと項垂れる美葉。
「おかしいと思ったんです…やけに皆、本気で怖がるし、お化け屋敷のスタッフの人まで逃げ出すし、皆は私を指差して『呪いのビデオは見てません!』なんて騒ぐし…」
成程。
確かに美葉の黒髪は某ホラー映画の井戸在住の女性にそっくりだ。
血糊のメイクまで施された日には、本気で怖がるしかない。


