しかし。
「そんな事は訊いておらん」
窮奇は手にしたバインダーの書類を書き込みながら、鋭い視線でおんこを見る。
「我が聞きたいのはアレだ」
そう言って窮奇が指差したのは観覧車だった。
ゆっくりと回転する観覧車。
確かに相当な高さがあるが、ゴンドラの扉はきちんとロックできるようになっているし、回転速度もかなり遅い。
安全性に関しては申し分ないと思うのだが。
「そんな事は訊いておらん」
窮奇は手にしたバインダーの書類を書き込みながら、鋭い視線でおんこを見る。
「我が聞きたいのはアレだ」
そう言って窮奇が指差したのは観覧車だった。
ゆっくりと回転する観覧車。
確かに相当な高さがあるが、ゴンドラの扉はきちんとロックできるようになっているし、回転速度もかなり遅い。
安全性に関しては申し分ないと思うのだが。


