天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ

その声が決め手となって、アリスカは断るに断りきれなくなり、メイド喫茶でメイドを渋々引き受ける事になった。

教室を改造して作った喫茶店の店内。

男性客が入ってくる度に。

「いらっしゃいませ、ご主人様♪」

媚び媚びな笑顔を作って応対しなければならない。

アリスカほどの器量のよさならば、その笑顔は破壊力抜群。

男性客は鼻の下を伸ばしながら、アリスカの顔、大きな胸、絶対領域と舐め回すように見てから入店していく。