「今日も暑いね。ほんと嫌になっちゃう。トオルくん、店番お疲れさま」 「いやいや。これしきのこと、まだまだ余裕っす」 「わ、さすが若いな」 洋子さんが日傘に目を落としている間、俺はすばやく全身をチェックした。 今日はノースリーブのワンピースだ。 可愛らしい丸襟、色は日傘と同じオフホワイト。 ヒールの高いサンダルはベージュで、品があるデザインだ。 さすが、女神。 もちろんスタイルも抜群な訳だが、ファッションにも抜け目がない。 上品だ。 俺は感嘆のため息をもらした。