これはつまり、誤解!?
あたしが虫に対して優しい扱いをしたから感動したってこと?
それで好きに??
いや、でも待てよ
さっきの蜘蛛事件で、あたしはとても正反対な人間ってことがわかったんじゃないの?
えっ、どうしよう
ということは昆野くん、あたしに幻滅しちゃってたりして!
「俺、虫を否定するやつ大嫌いなんだ」
なんて言われて!?
まさかの別れ話されちゃったり!?
「…でも」
「はっ、はいぃっ!?」
「でも、それはきっかけだから」
…えっ。
「それから清水さんをよく見るようになって、清水さんを知って。こんな人と一緒にいたらきっと楽しいだろうなって思ったからだよ」
昆野くんがちょっと真剣な顔をしていうから、胸のあたりがきゅんってなって、ほっぺが真っ赤になった。
嬉しい。
可愛いって言われるくらい嬉しい。
あたしの一方的な想いじゃなかったなんて、すごくすごく嬉しいじゃん。
「ありがとう、昆野く」
「あっ!」
昆野くんの美貌に頭がくらっとしかけた時、昆野くんが声をあげた。
