落ち込んだあたしを見兼ねて、昆野くんは休憩をとろうと言った。 林の中だと、またいつ蜘蛛が落ちてくるかわからないから一旦出ることした。 ちょっと抜けると、草むらに出た。 木も何もない。 けど風が気持ちいい。 昆野くんが、ばかでかいカバンからレジャーシートとペットボトルを取り出す。 慣れた手つきでシートを敷き、あたしにペットボトルを一本くれた。 準備がいい。 あたしはお礼を言った。 無駄に汗をかいた体には、ペットボトルのお茶が気持ちよく浸透することを知った。 二人で豪快に水分補給する。