「華夜」 「んー?」 「いつもありがと」 「んだよ、気持ちワリィ」 「・・・」 右足で思いっきり蹴りを喰らわす。 「いってぇから!」 顔を歪ましてあたしを見上げる。 「うるさいよ、チビ」 「んだとコラ!チビ言うな!!」 「オホホホホホ」 顎に手をあてて 高笑いってヤツをしてみせる。 少し遠くに、誰かが来た。 「・・・ったく。そろそろ行きますよ姫」 「えぇ、勿論ですわ華夜くん」 瞬時に姫モードに切り替える。