✚祐菜side✚ ・・・あれ、あたし・・・? 誰かのぬくもりを感じて、目を覚ました。 誰か、あたしを抱きしめてる? ダレ・・・・・? ついっと顔をあげると――――――― 「華夜?」 「違う」 低くて冷たい声――――― 違う。 華夜の声は 低くて暖かい声。 「誰なの?」 華夜の顔をした、違う人物。 「双子・・・」 「あぁ、双子の片割れだ。 姫さん、よく気付いたな。 普通混乱するだろ」 ははっ、と笑うソイツは