玲紀に向かって優雅に一礼をし



またあたしに向き合う。



「姫。参りましょう」


右手を差しだされ、少し動揺してしまった。



「・・・はい」



それでもあたしは



迷わず華夜の手を取る。





静かに微笑み合うと、悪魔を見向きもせずに





あたしの豪華すぎる部屋へと向かった。