「・・・えぇ。休ませて頂きたいわ」



「お部屋にお茶の準備が整っております。


参りましょう」



ニッコリと笑顔を浮かべ、丁寧な言葉を並べる。




「君。名前は?」




邪魔されて不機嫌なのか




いつもよりさらに低い声を響かせる悪魔。






「華夜と申します」






「華夜くん・・・」



探る様な悪魔の鋭い目に



華夜は動揺もしない。



「はい、何でしょう」




「・・・いや、なんでもない」