マリ
『ねぇ、彼女の前でもクールなの?』
カズ
「んー、クールってゆうかなんか冷めまくりだからよく振られます」
『ふーん。カズが熱くなってるとこ見たいな。』
「えっ?」
上目遣いのマリの目に吸い込まれそうになり、目を離せなくなった。
―ガチャ
ヒロとトモヤが戻ってきて、カズは慌てて目を反らした。
今のなんだったんだ?
ドキドキした。
またトモヤが盛り上げながら楽しんで、時間がきたから帰る事になった。
駅に着いて、マリは3人とは違う方向だったのでそこで別れた。
後ろ姿を見ながらトモヤが言った。
『マリさん元気出たかなぁ?』
ヒロ
『出たんじゃない?楽しんでたし』
トモヤ
『あ~良かったぁ。それにしてもジン君も悪い男っすよね。あんな美人泣かせるなんて』
ヒロ
『ん?あー…あのさ、お前らだから言っとくけど。それ逆ね』
カズ&トモヤ
「???」
ヒロ
『だから…ジンが泣かせてるんじゃなくて、マリが男泣かせな女なの』
