トモヤ
『んーじゃあマリさん慰める会?』



「まぁそんなとこじゃねーの?」



『よし!俺がんばる!』



「マリさん狙うの?」



『バカ!恐れ多いわ!俺に出来る事と言えば盛り上げ役でしょ。マリさんの笑顔が見れりゃそれでいい!』



「どっちがバカだよ」



『お前つまんねーからヒロ君は俺も呼べって言ったんだと思うぜ?』



「うっせーバカ」



店に着いてトモヤは宣言通り盛り上げた。



マリもよく笑い楽しんでいた。



ヒロとトモヤが同時にトイレに立ち、部屋にマリとカズの2人になった。



一瞬でシンとなる。



カズは何か話を振ろうと、マリに聞いた。



「マリさん楽しいっすか?」



『うんっ!超楽しい!トモヤって面白い子だね』



「あいつそれしか取り柄ないから」



『カズってクールだよね。』



マリは話す時に相手の目をジッと見る。



「…俺は取り柄ないんで」



カズは目を反らしながら答える。