赤い光の先、空を見上げれると、そこには青空を覆い隠すようにミテラが浮かんでいた。 ――何故、ミテラがここに? わたしは咄嗟、大地の名を呼んでいた。 「ダイチ、ダイチッ!」 鰓のまだある小さな子は、水に潜って難を逃れた。 身体の大きな子供は、森の奥へと身を隠した。 泉に浮かんだ子供らは、皆、大地と同じくらいの中途半端な子供達だった。 「ダイチ、ダイチッ!」 わたしは、祈る気持ちで大地がいつもねぐらにしている大きな木の祠に手を伸ばす。 小さな手がわたしを掴んだ。