――この感覚の行き着く先には何があるのか?
わたしは次第に熱くなる、わたし自身の身体の変化に気づいていた。
何回かの夜を永遠に抱かれて眠り、ミテラを出てから七日目の夜、永遠がわたしに囁いた。
「わたしはお前を必要としている。愛の行為をしよう。
愛があれば命が生まれる。
それが奇跡だ」
そしてわたし達は交わった。
わたしの身体が熱く永遠を求め、永遠の熱がわたしの中に放たれた。
それは、ミテラで何回となく受けた受胎の感覚とは全く違う、愛の行為と呼ぶにふさわしい体験だった。
――人は昔、こうして交わり、種を育んでいたのか……
永遠は何度となくわたしを求め、わたしは次第に命の始まりを予感した。
わたしは永遠の子を身ごもったのだ。