『お邪魔しまぁす』



「どうぞ〜すぐ終わらせるからちょっと座ってて!!」


相澤家はワンルームのハイツ。相澤くんは結構几帳面な性格で部屋はいつ来ても整理整頓されている。
そして、部屋中にお香の匂いが染み付いてる。



私この匂い好きだなぁ…

なんか落ち着く…




相澤くんは洗濯を干しながら話し掛けてくる。



「で、美空ちゃんはどぉしたいの?」



『それが…よくわかんないんですよね〜。より戻したくないわけじゃないんだけど…でもこのまま何もなく戻るのも悔しいし…』



「俺は美空ちゃんの気持ちわかんなくもないよ!!」



そう言って洗濯を干し終えた相澤くんは私と向かい合うように座った。