命〜失って気付くモノ〜

私は泣き疲れてあのまま眠ってしまっていた。



大輝は帰ってしまった後で真っ暗になった部屋には月明かりがうっすらとベッドの枕元を照らしていた。




すると、枕の下に紙があるのに気付いた。


私はその紙を取った。



それは大輝からのメモだった。




【美空へ


明日の手術、仕事があるか

らそばにいてやれなくてご

めん。


でも俺はいつでもいる。


美空の心の中にずっといる

から。お前は一人じゃない

からな!!


愛してる…    大輝】