命〜失って気付くモノ〜

『いや〜やめて!!やだやだやだ!!!!!』




私は泣き叫んだ!!



そして、海斗を思いっきり蹴り飛ばした!!




私は泣きながら震えていた…



海斗は少し我に返り


「ごめん…」


そう呟いた。




私は剥ぎ取られた服を着直し、乱れた髪の毛を少し手で整え、涙を拭い鞄を掴んで逃げるように家を飛び出した。







私は周りに泣き顔を見られないように俯いたまま電車に乗り、家に帰った。






そして、家に着くと自分の部屋に閉じ籠りベットに潜りさっきまでの恐怖と安心感から声を出して泣き続けた…



そして泣きながら鞄から携帯を取りだした。


【高木海斗】
電話帳を削除しますか?





【はい】



そして携帯を閉じた…