「そうですけど…。」
もう1人の女の子がこたえる。
「そっか!!俺2年の神崎優太!よろしく!」「あたしは寺田奈々です!」
髪が黒い娘が奈々ちゃんかぁ~とか思っていると
「こっちが親友の瀬川由緒です!」
「よろしくお願いします」
ペコっと頭を下げた。その仕草が、また俺の鼓動をはやくする。
――絶対、今顔赤いな…。
そう思いながらも
「またあったら声かけろよな!」
と手をふってその場をあとにした。