岩滝が居なくなったことで
皆、好き勝手に
色々している。

バスケをしてる奴。

俺達みたいに
話をしている奴。

マットの上で寝てる奴。

それぞれだ。

-校長室視点-

コンコン

「岩滝先生を
連れてきました」

「入りたまえ」

「「失礼します」」

「放送が
聞こえなかったが
直接呼びに
行ったのかね?」

「はい
その方が
早いと思いましたので」

本当は透に
言われたからなのですが
それは透が授業を
サボってたのが
バレてしまうので
言わないで
おくことにしました。

「俺は何故
呼ばれたのでしょうか?」

解っていても
聞き返してしまうのは
人間の性でしょうね。

「君に聞きたい事が
色々とあってね」

「何でしょうか?」

「此処にある写真は
九重先生のも
含めて、君が
やったと聞いてている」

隣に居る私の顔を見て
岩滝の顔は青ざめた
顔をしていました。

私は少し
意地悪な笑みを
浮かべました。

「事実かね?」

正直に
答えるんでしょうか?

それとも
はぐらかすのでしょか?

黙ったままの
岩滝を校長先生が
睨みつける様に
見ています。

その間私も
黙ったままです。

話そうとしない岩滝。

痺れを切らしのか
校長先生は
椅子から立ち上がり
私達の方へ
歩いて来ました。

「沈黙は
肯定と取るが
良いのかね?」

冷や汗を
流しながら、
それでも、
黙ったままの岩滝。

校長先生は
岩滝が答えるのを
待っていて
何故か隣に居る
私まで冷や汗が
出てきそうでした。

それだけ、校長先生が
偉大と言う
事なのでしょか?(苦笑)

流石に校長先生の
威圧感に
耐えられなく
なったのでしょう。

やや震える声で
自分がやったと
認めたのです。

「お、俺がやりました」

自白した岩滝。

しかし、今度は
校長先生が
黙ってしまいました。

そして、椅子に座り
考えて居る様子です。

そして、徐に
口を開いた。

「何故、こんなことを
したのかね?
女生徒達のもだが
それは置いといて、
九重先生は
幾ら美人でも男性だ」

私が美人!?

ありえません!!

わ、私が
美人なんて……

第一、その言葉は
女性に使うのであって
男の私に
使う言葉では
無いはずです……

使い方が違うのでは??

校長先生も何て事を
言い出すのでしょうか……