「俺は……

途軒の事が好きなんだ。
だから、二人に
協力して貰ったんだ」

僕の思考回路が
上手く回らない……

先生が僕を好き?

少しして、正常に
戻って来た時
近所迷惑
何じゃないかって
くらいの声で
思わず叫んでしまった。

「えぇぇぇ!?」

栢山先生は
俯いて黙ったまま黙ってる。

僕の返事を
待ってるんだよね?

栢山先生の言葉が
真実(ほんとう)なら
かなり嬉しい……

だって両想いだよ?

嬉しすぎる。

「栢山先生、今の
本当ですか?」

確認してみる。

「本当だ」

意を決して
僕も栢山先生の
気持ちに答える。

「あの先生?」

「何だ?」

「僕も栢山先生が

好きです//////」

他の人には(透にだって)
見せない様な
とびっきりの
笑顔で言った。

そしたら、
ソファーから
立った先生が
僕を強く抱きしめた。

「これから、宜しくな」

「こちらこそ、
宜しくお願いします」

僕は生まれて
初めてのキスをした。