その後、あたし達はそれぞれ部活に戻った。

龍司と両想い…。

その日までのあたしの暗いオーラは面影もなく。

スキップしながら音楽室へ戻る。


ドアのすぐそばにいた桃先輩には
『なんかご機嫌だね』
と声をかけられる。

…そんなにわかりやすいのか。

でも、両想い!
あはは うふふ と心の中でニヤけながらイスに座ると重大なことを思い出した。