「実は私最近まで付き合ってた人がいて」
直樹さんは真剣に私の話を聞いていてくれた。
「まぁ、すれ違いが多くて結果振られちゃったんですけどね。苦笑
であっちからも連絡なかったのに今日急に私のとこに来て」
「それで、クリスマス家に行くからって言われて動揺してしまって」
「その元彼は毎年クリスマス家にきてたのか?」
「はい。近所だし仲も良くて親とも弟達とも仲が良くて」
「そっか」
直樹さんは私を落ち着かせるかのように
優しく微笑んでくれた。
「実愛も疲れてるだろうしもう帰るよ。また、連絡するから」
直樹さんはそう言って歩いて行く。
でも私は寂しくて
「直樹さん!!!」
声が思った以上に大きくなってしまって
直樹さんも驚いて振り向いてくれた。
「あの!あの!24日楽しみにしてます!!」
直樹さんは優しく笑ってて
「お前ほんと面白いな。待ってろ、絶対楽しいクリスマスにするから」
って言ってて
嬉しかったけど恥ずかしくて
頷いただけで
私は走って家に戻ってしまった。
直樹さんがいるのなら
クリスマスが早く来て欲しいと
そう思ってしまった。
そしてコートのボタンが一つはずれてたなんてこと
分からなくてただずっと
ドキドキしていた。

