「またね、実愛ちゃん」 あいつはそう言って居なくなった。 “またね”なんて 田向と実愛を今後絶対合わせない。 いや…合わせたくない。 だから俺が必ず護るんだ。 その後兄貴が俺のとこにきた。 「直樹…お前、問題は起こすな」 「…わかってる。ごめん。頭冷やしてくる」 俺、情けないな。 心の中で今の自分を嘲笑した。 実愛にもこんな姿見られたし。 少し冷静にならないとだめだな。 「直樹……」 心配そうな夏帆の声に振り返らなかったのは そこに実愛もいたから。 俺は 気持ちを整理したかった。