それからしばらくして パーティーが始まって 俺はいろんな会社の役員と話しながら この息詰まる空気の中から早く逃げたいと思っていたんだ。 「あれ、実愛?」 ふと気づいたら 実愛が近くに居ないことに気がついた。 探さなきゃまずい…。 探しにいこうと歩き出した途端 「直樹…」 後ろを振り返ると 弱々しく俺の名前を呼ぶ夏帆がいた。