直樹さんと蒼汰が部屋にいってから
私は残っていることを
終わらすことにした。
「乃愛〜」
「なにー?」
「服たたむの手伝ってくれない?」
「うん!」
時計を見ると、もう15時か…。
直樹さん何も言ってないけど、用事とか
ないんだろうか?
<ピンポーン>
あれ、誰だろう?
玄関に行ってドアを開けると
「はじめまして、社長をお迎えにあがりました」
目の前にはスーツを着こなした背の高い男の人。
あれ?
「社長って…」
「そちらに飯塚直樹が伺っていると耳にしましたので」
え、
「お姉ちゃん!あれだれ?」
「大地…。」
「直樹、勝手に行かれるのすごい困るんだからさ、ってかちょうどよかたんじゃないか?」
大地さんはニヤリと笑った。
「意味わかんねーし」
「川中実愛さん、」
「え、はい!」
「1日家を離れることはできますか?」
「え…」
蒼汰と乃愛がいるし
家を離れるなんてできるわけない。
「弟さんと妹さんは会社の保育施設で預かりますので」
「え」
なんで蒼汰と乃愛のことまで知ってるの?
「あなたにしかできない重大な仕事なんです。お願いします」
「大地!!」
大地さんが頭を下げると
直樹さんが怒った。
「あの…本当に私なんかがお役に立てるんでしょうか?」
「もちろん!!実愛さんにしかできないんです!」
「弟を助けていただいたし…1日だけなら、引き受けます」
「ありがとうございます!!」
大地さんはすごく喜んでくれたけど
直樹さんは呆れ顔だった。

