凛の言葉に対して、ぼーっとしてるといきなり叫び声が廊下から聞こえた。 いまは、4月の昼休み。 廊下に、いっぱい 人がいる。 なんで叫んだのか気になった私と凛は、すぐに席をたって廊下を見に教室の入り口へ向かった。 「ぁ。」 ふいに、凛が小さく声を漏らす。 「凛?」 「あの人じゃない?西野陸って・・・。」