本音をね、言うことは大事なんだよ、うん。 自分に言い聞かせながらも、そーっと西野陸の様子を伺う。 西野陸は、腕をくんでまたにやっとした。 「言ってくれんじゃん。」 そう言って、また私をフェンスへと追いやる。 ぇ。 ちょ、顔近づいてる。 えっぇっ。 パニックになった私は、思わず目をつぶる。 「ばーか。期待してんじゃねぇよ。」 びびった!! キス、されるかと・・・!