私の背中はフェンス。 左右は西野陸の腕。 ・・・はい。 私、囲まれて逃げれません! 「俺に反発したら、どうなるかわかってんの?」 西野陸はそう言うと、口の端を少しあげて 「襲うぞ。」 私の耳元で、そう囁いた。 ビクッ その瞬間、顔が赤くなった。 「ふ。」 西野陸は、私の顔をみて鼻で笑った。 ・・・なんか、 悔しい・・・。