―さぁ、着いたぞっ。



今は4月。

夕方になると、もう暗くなっていた。

暗くて辺りが見にくい。




「ん?」

あれ?

向こうに誰かいる。


目を凝らしてよーく見つめた。



「ぇ。」



そこにいたのは











西野陸だった。