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じゅっ

ごくり。


甘い薫りが口の中に広がり

感覚を鈍らせる。


頭の中が甘い毒に侵されていくようだ。


シャワーから上がったばかりの華奢な体は火照っていて。


啜り終わった後に見た顔は、蕩けるような、そんな顔をしていた。


そしてその後合った目は


俺を、

欲しそうに見つめていた。