「サラ、帰るぞ。」


帰り支度をしていると

隣からイクトの声。


この声はいつ聞いても
癒されるなあ...


「うんっ」


イクトの言葉にうなずいてから荷物を持って

二人で帰宅路を歩いた。


―――――


「なあ。」

「なに?」


会話が一回途切れた間に

イクトの声が割り込んだ。