サラは少し鈍いけど 薄々と俺の中でくすぶっている この気持ちにも気づいているハズだ。 そろそろ、そろそろ いい時期だと思う。 俺は今腕の中にいる小さくて 大きな存在を抱き締めながら そんなことを考えていた。 サラの甘い薫りが、 口内に、全身に広がった。