恥ずかしさから逃れようと


分かれ道の左側に

逃げるように走る。

コースに踏み込んだ瞬間、


「サラ、

忘れ物。」

え?

何も落としたはずないんだけど...


と、

振り向いた瞬間。


触れる唇。