「少し、歩こう?」 言葉をかけて ゆっくり歩かせた。 少し息が整ったところで 今度は道のわきに 座らせた。 「今、体どんな感じ?」 「気持ち悪い・・・ それになんかおなか痛い。」 「そっか。 じゃあ、しばらくここで待ってて。 先生呼んでくるから。」 「ありがと・・・」 弱弱しく言うハルちゃんを背に 私は走りだした。