「...そろそろ下ろしてくれない?」 俺の胸を押し離れようとする。 そういえばまだ抱き抱えたままだった。 薄く照らされた頬がほんのり色づいている。 「なんで?」 「なんでって.... ほら、私今体の自由きかないし不便。」 「嫌。」 「私が嫌。」 強気なサラをいじめてみたくなる。