「ねえ、今の能力使っちゃってよかったの?」 「別に誰も気づかないだろ。」 今は夜だ。 ヴァンパイアでもない限り 気づくはずもない。 「それもそっか。」 納得したように呟くサラ。 月明かりに照らされた肌が綺麗だった。 サラのすべてが俺を誘惑する。 ...本人は気づいていないだろうけど。