更衣室から出ると、 また私より早く着替えを終えたイクトがいた。 思わずドキッとする。 黒を基調としたその衣装は イクトにぴったりで。 ……なんだか少し 照れくさい。 「....教室回るぞ」 少し間を置いて言ったイクトの言葉に頷き 差し出された手に自分の手を乗せ イクトについて行った。