更衣室から教室に戻って イクトを探す。 イクトは 執事服を着ていた。 どくんっ と。 不覚にも心臓が揺れ動いた。 なんで、イクトに ときめいちゃってるんだろ。 そりゃ、かっこいいけど.... 私に視線を合わせ、 どこか余裕そうにいつもの 薄い微笑みを浮かべる。 ...ちょっと、ムカつくかも。