Hateful eyes ~憎しみに満ちた眼~

それからというもの、サラはハリーの後をどこに行くにもずっとついてまわって離れなかった。

ハリーはハリーで別段迷惑そうでもないし、気にしていないようだ。

ちなみに、ベッドはサラに制圧されていた。

ある時は遊園地に。ある時はピクニックに。またある時は外食したりと放浪の日々とはうってかわって幸せな日々が続いた。

食事は基本ハリーが作ったが、食べられない……ワケではないが、それでもあまり美味しくなくて、二人で「マズイね」などと笑ったりした。

そこで、これではイカンと勇気を持って立ち上がったのがサラである。
サラは料理の本を買って一生懸命料理を勉強し、居候の身でハリーの役にたとうと必死に努力した。

結果、何とか普通の料理にありつくことができた。

サラ「ゴメンね。もっと勉強してお料理上手になるから」

自分の才能の無さに哀しい笑いとため息しか出てこない。

ハリー「いや、これがいいよ。これからも、料理はサラにお任せしようかな?」

ハリーの言葉に心から癒される。サラはさらなる活躍と精進を誓って、敬礼のポーズをとり───。

サラ「えへへっ、お任せされましたぁ!」

元気よく張り切るサラの眼にわずかに嬉し涙という名の雫が光っていた。

その数日後、ハリーは、薄型で最新型のノートパソコンを購入し、日夜何かやっていた。

ある日、ハリーがアルバイトを探して出かけている間に、サラはハリーのパソコンをいじってやろうとすると何故か急に電源が消えたり、ショートしたり、いたずらしているところを見つかったりと、パソコンに関してはサラは相性が悪いようだ。

そしてさらに月日が経ち、サラがハリーの部屋のベッドの上で本を読んでいると、ハリーが仕事をもって帰ってきた。

サラ「おかえりなさい」