嘆きの天使-ジュニアイドル葵の事情-



ピンポーン!!!

ピンポーン!!!

ピンポーン!!!



連打でインターフォンを押した。



「はい??」と
ドアからダイちゃんが顔を覗かせた。



「どうした!何かあったのか?!」



真っ青な私の顔を見て、

ダイちゃんも
慌てた口調で尋ねた。



「ダイちゃん!!直子さんは?

健太が……健太が……健太が……」



声が震え、うまく話せない。



「落ち着けって!!

母さんは今、いないんだ。

健太がどうしたんだよ??」



肩をギュッと掴むダイちゃん。



「頭から血が出ているの!!どうしよう!?」



「はあ??どうしてだよ?!」



ダイちゃんは私の家に上がり、

廊下でうずくまっている健太に近づいた。



「おい?!健太!!!」



廊下には血痕があり、

血の量を物語っている。



「健太?分かるか?」



「うぅぅぅ……。ダイちゃん?」



問いかけに、

か細い声で答える健太。



「病院に連れて行こう!!

頭を打っているから、危険かもしれない」



……危険??



その言葉に、

一気に血の気が引いた。